株式会社サイトーウッド
住所 | 〒422-8064 静岡県静岡市駿河区新川 2丁目 5-49 |
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電話番号 | 054-285-8182 |
FAX番号 | 054-285-8184 |
postmaster@saito-wood.com |
沿革
1948 | 齊藤勇が静岡県榛原郡下川根村家山にて「齊藤木工所」を設立。 |
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1956 | 円筒成型合板技術によるキャニスターセット完成。 |
1958 | 静岡市に移転し、「齊藤合板工芸所」を設立。 |
1959 | 現在まで続く「No.901」バスケット完成、アメリカへの輸出が増加。 その後マガジンラック、トレー、ワゴン等を次々と発売。 |
1966 | 国内販売向け子会社「サイトーウッド」設立。旅館、ホテル、レストラン等への販売を開始し、現在に至る。 |
成型合板について
成型合板とは、材木を厚さ0.2~1ミリ程度に薄くした単板(タンパン)と呼ばれる材料を糊付けし、縦目、横目の順に数枚重ねあわせ、型にセットし、圧力と熱を加えてその型に沿った形を作る木工技術の一つで、多くは凹型に材料をセットし、上から凸型を降ろしてプレス成型する。その特徴は薄く軽量ながらも十分な強度を持ち、合板時に形成される曲線が代名詞。
円筒成型合板
成型合板の技法の一つで、その名の通り重ねた単板を円筒型に成型していく技法。
第二次大戦中、深刻な鉄不足に陥っていた日本は様々な物資を鉄の代用品として使用するための研究を行っており、その中の一つに飛行機の燃料タンクを木材で作る研究があった。
そこに携わっていたのが齊藤合板工芸所の創始者齊藤勇(1910~1994)で、当時はドラム缶ほどの大きさの円筒まで製造する研究が行われていたようだが、結局それらは戦争で利用されることなく終戦を迎えた。そんな技術が家庭用品という平和なジャンルで現在まで活用されているのもまた興味深い。